複数ユーザでの利用について

1台のPCを家族で共有する場合の使い方もLinux Mintと変わりはありません。 MX Linuxでもユーザの種類は、

  1. 管理者ユーザ(root)
  2. 標準ユーザ(管理者権限を持てる)
  3. 標準ユーザ(管理者権限を持てない)

の3種類があります。 Linux Mintと全く同じです。

なお、インストール時に作成したユーザは強制的に、

  1. 標準ユーザ(管理者権限を持てる)

になるのもLinux Mintと同じです。 また、新たに追加するユーザにシステム管理作業の権限を与えるかどうかを決めなくてはならないのもLinux Mintと同じです。

ただし、ユーザを追加するための画面や手順はもちろん異なります。 MX Linuxでは以下の手順でユーザを追加します。

1. MX ユーザマネージャを実行
1. MX ユーザマネージャを実行

上図のようにアプリケーションメニューの "MX ツール" からMX ユーザマネージャを実行します。

2. MX ユーザマネージャ画面でユーザを追加
2. MX ユーザマネージャ画面でユーザを追加

上図のようにMX ユーザマネージャ画面が開きます。 以下の要領でユーザの情報を入力し、[適用]ボタンを押してユーザを追加します。

項目 意味 入力例
ユーザのログイン名 ユーザID
※ユーザの識別子
jiro
ユーザパスワード
ユーザパスワードの確認
ログイン時のパスワード <パスワード>
このユーザにシステムの管理者権限を与える (sudo) システム管理作業の権限を与えるかどうか -

追加するユーザにシステム管理作業の権限を与えるなら "このユーザにシステムの管理者権限を与える (sudo)" にチェックを入れましょう。


追加したユーザのパスワードを利用者本人が変更しなくてはならない点もLinux Mintと同じです。 もちろん、追加したユーザでログインして作業を行います

パスワードの変更もMX ユーザマネージャから行います。 手順は以下の通りです。

3. MX ユーザマネージャ画面でパスワードを変更
3. MX ユーザマネージャ画面でパスワードを変更

上図のようにMX ユーザマネージャ画面の "ユーザパスワードの変更" でパスワードを変更することができます。

  
  

まとめ

1台のPCを複数人で利用する場合は、それぞれユーザを分けましょう。 ユーザの追加は MX ユーザマネージャ から行えます。

ユーザ追加時に "このユーザにシステムの管理者権限を与える (sudo)" にチェックを入れるとシステム管理作業の権限を与えることができます。